ステーキナイフとテーブルナイフの違い
ステーキナイフとテーブルナイフ、一見似ており日本ではステーキナイフのことを指してテーブルナイフと呼ばれることがありますが、用途は別物です。双方共に名前の通りではありますが、テーブルナイフは肉、野菜、魚、広く全般の料理の切り分けに使用されます。対してステーキナイフは肉、特に筋のある赤身肉の切り分けに特化したものになります。
テーブルナイフで全て用を足してしまうことも出来なくはないですが、せっかくの美味しい赤身のステーキは是非きちんとしたステーキナイフを使ってスムーズな切り分けで食べていただきたいものです。
テーブルナイフの特徴
テーブルナイフの特徴は全長約23~25cm、刃渡り約10cm~12cmくらいのサイズで刃先は丸く、刃は鋭くないギザギザが入った波刃が一般的です。野菜やハンバーグなど筋のない料理全般の切り分けに適しています。筋のある肉料理にも使用できないことはないですが切り分けるのに何度も押したり引いたりしなければならなくなったりします。
ちなみにテーブルナイフと似た形状で、一般のご家庭の食卓でよく使用されている全長約21cm~23cmのものはデザートナイフと呼ばれます。元々はその名の通りデザート用ですが、日本のご家庭ではサイズ感が日常の食卓に合うためテーブルナイフよりもこちらを好まれて使われることが多いようです。
ステーキナイフの特徴
ステーキナイフの特徴は全長約23~25cm、刃渡り約10cm~12cmくらいのサイズ、この部分はテーブルナイフと変わりありません。刃先は鋭利なものが多く鋭利な刃が特徴です。平刃と波刃の2種類があり、波刃の方が筋を切るのには適していますが、高級なホテルやレストランではお皿を傷つけないために平刃のタイプが使われることもよくあります。ステーキナイフはステーキ肉に特化しているため、ハンバーグや柔らかい食材には適しません。美味しいステーキを召し上がるために作られた特別なナイフなのです。
早見表
種類 | 刃の形状 | 刃先 | 用途 |
---|---|---|---|
ステーキナイフ | 鋭利な波刃、平刃 | 鋭利 | 主に筋のある肉料理の切り分け |
テーブルナイフ | 鋭利でない波刃 | 丸い | 料理全般の切り分け |
メニュー