業務用におすすめのステーキナイフ
料理は器からと申しますが、素敵な食器は、食卓を彩り、語らいを楽しくするだけで無く、食事の味もよくします。
高級食材を使った料理でも残念な食器ですと、すべてが台無しです。
そして、スーパーの特売、見切り品でも、あり合わせの残り物でも、即席料理でも、食器が豊かですと、豪華さも一段と引き立ち、味も含めてさらに数段引き立ちます。
人は目でも味わうのです。
業務用の食器というのは、大衆食堂などを除いて、見栄えの良い物を使います。
食材経費を少々アップさせるぐらいなら、食器をアップさせるほうが対費用効果が高いことをプロはよく知っています。家庭でもこの知恵を生かしましょう。
いつもいつも、どんな時でも、黙っていても実力が嵩上げされるのが良い食器の妙です。数レベルアップのマジックアイテムを身につけているようなものですね。
では、高級品で様々に揃えれば良いのかと言いますと、家庭はレストランでも料理店でもありません。経費の面でも収納スペースの面でも、使い勝手の面でも望ましく無いと思います。しかし、やはり良い物を使うことは必要です。
中でもその切れ味で味わいまでも左右してしまうのがステーキナイフ。
肉に、すっと刃を入れるとまるで何かに導かれるように切れていく。それは食材の細胞組織を壊すことなく、切れているということであり、食材の持つおいしさをそのまま味わえるということ。
カトラリーを選ぶ中で「ステーキナイフ」一つにもこだわりを持っていくこと。これは非常に大切なことなのです。
お肉の質にこだわるなら、ステーキナイフにもこだわりませんか?
「お肉の質を上げる(=コストを上げる)前に、良く切れるステーキナイフを買うべきだ」
これはマーケティング界の巨人フィリップ・コトラーが著書に記した言葉です。
継続的な負担となる肉のコストを上げる前に、既存の価値を最大限に高める工夫をすべきだ、と主張するためにステーキナイフを引き合いに出した一言です。
マーケティングの視点から、良く切れるステーキナイフを使えばお肉がより美味しく感じられ、顧客の満足度が高くなるということを、何十年も前の著書の中に記しています。
お肉にコストをかけても切れないステーキナイフを使っていたのでは、せっかくのコストの価値が充分に活かされない、ということです。何と勿体ないことでしょうか。
お肉の味をランクアップさせるおすすめステーキナイフ
■スカルペリア
ステーキナイフの概念を覆す驚愕の切れ味。刃にギザギザがないためスムースに切れ、肉の断面がきれいなので舌触りも滑らか。
「気持ち良い」切れ味、未知の切れ味!!コンシーリ社の定番テーキナイフ
刃物の街・スカルぺリアを代表するスタンダードなステーキナイフ、その名も「スカルペリア」!
「のこぎり」は刃を何度も往復させて切りますよね?当然ながら断面は凹凸になります。
では、良く切れる包丁はどうでしょう。切れ味の良い包丁は素材に当てて「スーッ」と軽く動かすだけで切れます。何度も往復させる必要がありませんよね?
断面もとてもきれいです。もちろん、お肉の繊維もつぶしません。
お皿にドリップが流れ出ず、口の中で、初めて素材のおいしさがあふれ出すのです。
だから、お肉の美味しさを最大限に味わうことができるのです。
■アシンメトリー
ステンレス新商品 「アシンメトリー」は、2013年1月に開催されたフランスのボキューズドール国際料理コンクールに出場する日本チーム(世界第3位・銅メダル獲得)の料理に使用されるため、ホテル総料理長であるシェフから直々にリクエストを頂き、開発された製品です。
このステーキナイフは、700年以上の歴史を持つ越前打刃物の伝統技術を受け継ぐ職人たちにより、38の工程を経て、一本一本手作りで作られています。機能性を追及したハンドル部分のアシンメトリーフォルムは非常に美しく、持つ人々を魅了します。鋼同士を組み合わせた70層のダマスカス鋼を弊社独自の技法で鍛え、砥ぎ上げることにより、最高の切れ味とこれまでにない斬新で美しい波紋模様が刀身全面に浮かび上がるようになりました。類を見ない驚きの切れ味と、性能に相応しい美しさは、料理人がステーキナイフに求める全ての想いと、日本のものづくりの技が詰まっています。
軽く引くだけで料理を崩さずに切れるこのステーキナイフは、料理の味を引き立てる最高のパートナーとなるでしょう。
■トラモンティーナ
パッカーウッドのハンドルを採用したトラモンティーナカトラリーの最高傑作『POLYWOOD』シリーズをはじめ、ご家庭用から業務用、ハイエンドのホテルやレストラン向けの製品まで幅広いラインナップ。肉料理といえばトラモンティーナのカトラリーです。
肉文化のブラジルで100年を超える研究と技術の蓄積で培われてきたナイフの切れ味は他を寄せ付けない自信のクオリティ。安心、安全にご利用いただくためフォーク1本のはりの仕上げから接着、研磨などの細かいところまで行き届いた製造工程で生産されています。トラモンティーナはブラジルを代表する企業の一つに数えられ、この「POLYWOODシリーズ」は業務用にはうれしく食器洗浄機対応、耐衝撃・耐火性など機能性にも大変優れています。
(おまけ)カトラリーの組み合わせ
カトラリーは、セットになっているものがありますが、日本のものは、ディナーフォークやディナースプーンなどの代わりに、デザートフォーク、デザートスプーン、デザートナイフなどをセットにしています。
もちろん、これで概ね正解です。
日本人には正規規格のディナーフォークやディナースプーンは大きすぎて、合わないことが多く、外国製品を直接購入するときには、サイズに気を付けて下さい。
もちろん、サイズ以外の違いはありませんし、ディナーとデザートとなっているように本来は料理により使い分ける物です。
しかしながら、様々な用途に使える汎用性を日本の家庭で考えると、やはり日本で一般的に使っているデザートフォークなどが最適です。
レストランで食事をされる場合は、料理によりレストラン側が選んでくるはずで、当たり前ですが、必ずしも大きい手だからディナーを使うと言うわけでもありません。(もちろん、デザートと言う名称でもデザート専用と言うわけでもありません。)
さて、食事用の他に、コーヒーなどのスプーンと、フルーツフォークか、ケーキフォークが必要です。
小さめのスプーンには、ティースプーンやコーヒースプーンなどがありますが、私はティースプーンの一種類で結構だと思います。
コーヒースプーンは小さすぎてコーヒー以外に用途がなく、ティースプーンはコーヒーにも使え、アイスクリームやプリンなどにも使えます。
メロンスプーンやアイスクリームスプーンなどはティースプーンで代用し、普通は用意する必要はないでしょう。
フルーツは、少し大きめのものか、ケーキフォークを購入すると、他の用途にも使えます。フルーツナイフは必要がないでしょう。切った果物などは、つま楊枝で十分という方は要りません。ケーキなどはティースプーンでも代用できます。
取り分けなどに使うサービススプーンやサービスは、デザート用で代用しても良く、そもそも日本の家庭では使う機会はあまりありません。
スープスプーンはデザートスプーンで代用しても良く、お好みで、後はバター用のバターナイフが一本あればよろしいでしょう。
メーカーは好き好きになるでしょうが、同一シリーズで持つとおしゃれです。
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