切れるステーキナイフはここが違う
スーパーで買ってきたステーキ用の赤身のお肉。ちょっと贅沢な食事を楽しみにしていたのにナイフがスムーズに切れなくてイライラしてしまってはせっかくのステーキが台無しですね。ここでは切れるナイフの特徴をご紹介させていただきます。
平刃のステーキナイフ
平刃とは刃がギザギザしていないタイプのナイフのブレードで英語ではプレーンエッジ(plain edge)と呼ばれます。厳密に刃を拡大するとギザギザしているのですが肉眼のぱっと見ではギザギザしていません。いわゆる包丁と同じ仕様の刃になります。切れる平刃のステーキナイフの特徴としては以下があります。
- 新聞紙を片手でつまむように持って包丁で新聞紙を縦に切り、切れる刃がついていれば新聞紙が切れる。
- 爪に当ててみて切れる刃がついていれば引っかかる。
- 後頭部の髪の毛に軽く刃を当て上から下の方向にかるく擦ってみる。切れる刃合は引っ掛かりがあり、切れない刃はすっと滑る。
波刃のステーキナイフ
波刃とは刃がギザギザしているタイプのナイフのブレードで英語ではセレイティドエッジ(serrated edge)と呼ばれます。筋を断裂することに特化したナイフで、小さいのこぎりのような形状です。赤身肉のステーキナイフとしてはこの刃のタイプが欧米では主流です。切れる波刃のステーキナイフの特徴としては以下があります。
- 波刃のひとつひとつのギザギザが鋭利に仕上がっている刃はよく切れる。
- 縄やロープを切ってみて切れる刃はよく切れる。
切れるステーキナイフはここが違う:補足
ステーキナイフの切れ味について使用している鋼材も重要な要素になります。固い鋼材を使用していればいるほどナイフの強度は高く切れ味も上がります。また、耐久性に非常に大きく差がでます。カトラリーに関して多少詳しい方であれば18-10や18-8といったステンレスの種類を聞いたこともあるかもしれませんがこれはスプーン、フォークで使用するステンレスでナイフに使用するステンレスは強度の強い18-0などのステンレスが使用されます。また、鋼材の種類だけでなく熱処理などの強化方法によってもステンレスの強度は変わってきます。使用されている鋼材については見た目などでは判断がつきにくいため販売店やメーカーへ確認してみる必要があります。
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